カーリングの起源
カーリングは15世紀~16世紀にスコットランドもしくは北欧の国で始まったと言われています。子供たちが凍りついた湖の上で石を滑らせて遊んでいるところを見た大人たちが興味を持ち、スポーツとして発展させていきました。
日本では1937年に山中湖で初めての公式大会が行われております。
カーリングの主な道具
カーリングの競技内容
チーム構成
1チーム4人でプレイ
ストーンを投げる順番に「リード」「セカンド」「サード」「フォース」と呼びます。
このうち、指示を出す人を「スキップ」といい、一般的にフォースのポジションを務めますがスキップが何番目に投げるかはチームの作戦により自由です。
ゲームの進行
10エンド約2時間半の攻防
リード、セカンド、サード、フォースの順に1人2投ずつ、1投ごとに相手チームと交替でストーンを投げます。
1チーム8投、両チーム合わせて16投すべて投げ終わり時点で得点をカウントして1エンドが終了します。得点を取ったチームが次のエンドは先攻チームになります。公式戦では10エンドまで行い、合計得点で勝敗が決まります。
得点の数え方
得点できるのは、1番中心に近いチームだけ
16投すべて投げ終わった時点で、ハウス(円)の中心に最も近い位置にストーンを置いたチームがそのエンドの勝者になります。相手チームの1番中心に近いストーンより内側にある自チームのストーンの数が得点になります。負けたチームは必ず0点になります。
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それぞれの役割
スキップ ハウス側にいて、作戦に基づき投げる位置を指示します。スキップが投げる時は、ほかの3人のいずれかが「バイススキップ」として指示を行います。 |
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スウィーパー ストーンの前方の氷をスウィープ(掃くこと)して溶かすことによって、ショットの距離を伸ばす、直進性を高める、より大きく曲がるなどストーンをコントロールします。 |
シートの大きさ
ハウスまでの距離は約40メートル
カーリングを行う長さ約45m、幅5mのエリアをシートと呼びます。
ストーンを投げ入れるハウス(円)はシートの両側にあり、1エンドずつ交互に両方のハウスを使用します。つまりエンドごとに投げる方向が逆になります。
ショットの種類
カーリングには多彩なショットがあり、それを上手く使い分け、ゲームを優位に進めていくスポーツです。ここでは代表的な三つのショットを紹介いたします。
テイクアウト
相手のストーンにぶつけてハウスの外に出すショットのことをテイクアウトといいます。テイクアウトにも様々あり、代表的なものが下のようなものとなっております。
ヒット・アンド・スティは相手のストーンをはじき出し、自分のストーンをその場に止めるショットのことを言います。
ヒット・アンド・ロールは相手のストーンをはじき出してから任意の位置まで移動させ止めるショットことを言います。
ドロー
このドローにも種類があり、相手のストーンの後ろに回り込みテイクアウトされにくくするためのドローショットを「カムアラウンド」、止まっているストーンにピッタリくっつけて置くドローショットを「フリーズ」といいます。
ガード
自分のストーンを守るために壁となるストーンを置くこと。
攻撃的な作成をとるためにフリーガードゾーンルールを利用して、主に先攻チームはセンターに、後攻チームはコーナーに置くことがあります。
カーリングのルール
カーリングは非常にシンプルですが複雑なルールがあり、全てのルールを説明すると長くなってしまいますのでここでは基本的なルールを説明していきたいと思います。
デリバリーのルール
デリバリー(投げること)の際はホッグラインの手前でストーンから手を放さないと違反になり、そのストーンは取り除かれます。また、デリバリーした後にハウス側のホッグラインを越えないストーン、バックラインをオーバーしたストーンは違反となり取り除かれます。
スイ―ピングのルール
スイ―パーは、足やブラシがストーンに触れてはいけません。もし触れてしまった場合、そのストーンが投げたストーンなら取り除かれます。それ以外のストーンなら元の位置に戻します(元の位置が違反した側に有利になるときは、戻さなくても構いません。これは相手のスキップの意見で決めます。)
ガードのルール
ここから少し複雑になりますがガード(自分のストーンを守るために壁となるストーンを置くこと)にもルールがあります。
各エンド(野球でいう一イニング)5投目まではガードのストーンをはじいてプレーエリア外に出してはいけないというファイブロックというルールがあります。違反していまいますと当たったストーンをプレーから外し、相手のチームは動いた他のストーンを元の位置に戻します。
プレーエリア外に出してはいけないというルールなのでフリーガードゾーン、ハウス内に入れることは大丈夫です。
カーリングの種目
カーリングには様々な種目があり、それぞれに色々な特徴があります。
ミックスダブルスカーリング
平昌オリンピックから種目に加わった男女ペアでチームを組み競技する「ミックスダブルスカーリング」は、最初からストーンを配置した状態で試合を行い、1チーム5投(最初に投げたプレーヤーが最後に投げる)、両チーム合わせて10投を投げ終わった時点で得点をカウントして1エンドが終了します。点数の数え方は同じです。公式戦は8エンド行います。
ミックスカーリング
男性2人、女性2人の4人で1チームとして組み競技をする「ミックスカーリング」といいます。男女交互にストーンを投げなくてはいけませんがそれ以外のルールは通常のカーリングと同じです。公式戦は8エンドで行われます。
車椅子カーリング
止めた車椅子からデリバリーをします。デリバリーは、手で行ってもスティックで行ってもいいです。スイ―ピングができませんが投げるストーンの数や順番、点数の数え方は通常と同じです。公式戦は8エンドで行われます。
カーリング精神
最後にカーリングに一番重要なカーリング精神についてお話します。
カーリングは技術と伝統のスポーツです。カーラー(カーリングをプレイする人たちのこと)は勝つためにプレーしますが決して相手を見下したりせず、相手の気を散らしたり、相手がベストを尽くそうとするのを決して妨げたりしません。
カーリングの主な目的がプレイヤーの技術の粋を競うことである一方、ゲームの精神は立派なスポーツマンシップ、思いやりの気持ち、そして尊敬する行為を求めています。
いかがだったでしょうか。
少しでもカーリングに興味を持っていただけましたでしょうか。
興味を持っていただけましたら幸いでございます。
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